世界に生息3000種類のヒツジ達
ウールとは、元々は羊の皮膚が変形して生まれたもの。 世界には数百種~3000 種ともいわれる羊がいます。
産地もオーストラリア、ニュージーランド、フランスなど様々です。
今回は産地にちなんだウールの種類についてご紹介。
◆スパニッシュ・メリノ(Marino)
現在、ウールの中でも世界各地に広く分布し、
3000種類もある羊種の中でもメリノ種が40%を占めている。代表的なウール。
《特性》
●肌触りが良い!…
非常になめらかな高級素材のメリノウール。高い除湿性がるので汗をかいても常にサラサラの質感を保ってくれます。ぬ
●夏も涼しい…
保温性と除湿性という特性を併せ持つメリノウール。吸収した汗を気体状にして外に放出してくれ、体から熱を奪い体を冷やす働きをしてくれるので涼しく感じることができます。
●高い保温力…
ウール繊維の表面上のスケールで湿気を吸着し、熱を発生させます。そのうえクリンプと呼ばれる繊維の縮れ部分で熱を外に逃がしにくくしてくれるので高い保温力があります。
●防臭効果…
水を弾く特性があるので水溶性の汚れが付きにくくなっています。また天然素材特有の免疫機能による抗菌、防臭効果が期待できます。
《メリノウールの代表的な生産地》
スペイン、オーストラリア
◆ロムニー(Romney)
イギリス、ケント州のロムニーの沼沢地方の原産で、この名がついている。
英国内ではケント(Kent)とも呼ばれている。
毛足が長く太くて丈夫なことから、日本では絨毯に使用されています。
ウールの絨毯のおよそ8割にロムニーが使用されており、「ウールの絨毯と言えば、ロムニー」
《代表的な生産地》
ニュージーランド
◆コリデール
羊毛・肉兼用。どちらかと言うと、毛は柔らか目で密生しているので、羊毛用の方が優れている。
英国産の長毛種を交配してつくられた羊種です。特徴は、毛色・顔・四肢全てが白く。
羊毛は毛糸・セーター原料などで重宝されています。
以前は日本国内に100万頭以上飼育されていた。
《代表的な生産地》
ニュージーランド
以上、3頭の羊の種類をピックアップして紹介させて頂きました。
中でも、スパニッシュ・メリノは私達が一番身近なウールの種類です。
次回は《メリノウール》について詳しくご紹介。
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